創業1893年。私たちは、絣(かすり)の製造から始まり、激動の時代を乗り越えながら、世界的なデニムメーカーへと成長しました。その背景には、時代に合わせて変化しながらも、技術と品質に妥協しない姿勢があります。130年以上の歴史に裏打ちされた職人技が、カイハラデニムの誇りです。
国内シェアは約50%。街中で見かけるジーンズの2本に1本が、カイハラの製品という計算になります。その裏には、国内生産にこだわることで培った信頼と、継続的な品質向上への努力があります。
カイハラデニムの最大の特徴は、日本で唯一の一貫生産体制です。綿花の選定から、紡績、染色、織布、整理加工までを一貫して行うことで、安定した品質と高い技術力を維持しています。これにより、他には真似できないデニムが生まれるのです。
デニム作りのスタートを担う「糸づくり」。最高の糸を生み出すには、チームワークが欠かせません。さらに、個人の手先の器用さや正確さも重要なポイント。そうして生まれた糸こそが、<カイハラ品質>を支える土台となるのです!
大きな染色機械を自ら動かし、さまざまな色合いのブルーを生み出すこの工程は、まさに達成感そのもの。計画や段取り、そしてチームワークが求められる現場で、職人たちが力を合わせることで、世界最高品質のインディゴブルーが完成します。
新旧さまざまな織機を駆使し、匠の目配りと気配りで世界中のデニムファンを魅了する一枚を生み出す織布の工程。機械が好きな人にはたまらない環境で、探求心を燃やしながら技を磨けます。さらに、織機のメンテナンスも自分たちの手で行い、最高のデニムをお客様のもとへ届けています。
デニムは「生きもの」とも称されるほど加工が難しい素材ですが、長年培ったノウハウと多彩な技術を駆使し、お客様が求める最高の仕上がりを実現します。多様なデニムを扱うため、計画的な段取りが欠かせず、生産と品質の目標を達成することで、無限のやりがいを感じられる仕事です。