【鋳造(ちゅうぞう)について知る】
鋳造(ちゅうぞう)は、金属加工の中でも最も歴史が長い基礎的な加工技術です。東大寺の大仏などにも鋳造の技術が使われています。金属原料を熱で溶かし、造りたい形の型に溶けた金属を流し込み「冷やして固める」加工方法です。鋳造でつくられた金属製品を鋳物(いもの)と呼びます。
本社・鋳造工場では鋳物(いもの)を製造しています。当初は農機具部品のみを生産していましたが他の業種で使われる部品の生産にチャレンジした経緯もあり、現在様々なニーズに対応できる技術が身につき、スマートフォンや半導体、電気自動車など最先端のハイテク分野から農業機械部品まで裾野の広い関わりをもっています。鋳造には特殊な機械や設備、製造ノウハウなどが必要なのですぐマスターできる仕事ではないこともあり、時間を掛けて技術を習得することが良い品質を維持する鍵となります。
日頃の仕事を通じた技術習得(OJT)だけでなく外部の機関(鋳造カレッジ)で専門的な教育を受けたり、国家検定(技能士)を取得し技能を磨く必要があります。
【生産工程を知る】
鋳造の工程は細かく分けると多くあり製品によっても異なりますが、大まかには次の①〜⑥のような順序で出来上がります。
①模型製作
②造型工程
③溶解・注湯(ちゅうとう)
④解枠
⑤仕上げ・熱処理
⑥検査・出荷
いくつかの工程をご紹介します。
【技能士(国家検定)多数】
技能士は知識と技術の両面で鋳造のプロとしての能力を裏付けされる証。当社には技能士を所有する先輩社員が多数在籍し活躍しています。会社が取得をバックアップ。向上心や目標を持ち、さらに上を目指せるフィールドがあります。