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採用サイトをご覧いただきありがとうございます。

大東機械製作所(だいとうきかいせいさくしょ)は、18名の少人数の会社です。
このページは私たちの会社のことを「もっと知ってもらいたい」という想いで作りました。ハローワークの求人のような文字だけでは伝えきれない情報をご案内します。私たちの会社のことを「知る」きっかけになっていただければ幸いです。

■代表メッセージ

社長の藤井です。このページを見に来ていただきありがとうございます。
社員として33年間工場でモノづくりに向き合い、約3年前に父(現:会長)から会社を受け継ぎました。
創業以来、会社が重視し続けてきたことは「一期一会」を大切にという考えで、これに尽きるかもしれません。
仕入先、納入先、協力会社など関係各社をはじめ社員ひとり一人に至るまで、あたり前のように思える一つ一つの出会いにしっかりと向き合ってきました。
デジタル化により人と人とのリアルな繋がりは希薄になりがちですが、私たちは「一期一会」を大切に、アナログの良さは残しつつ出会いや繋がりを今後も大切にしていきます。もちろん、これから私たちの会社で「働いてみたい」という方との新たな出会いも、楽しみにしています。

■どこにあるのか?

笠岡市ですが岡山と広島の県境に位置し、600m先は広島県。場所を聞かれた時に笠岡というよりも、ほとんど大門と伝えたほうがわかりやすい場所かも知れません。この辺りは製鉄所に隣接する工業団地で、古くから製造業が盛んなエリアです。弊社も製鉄所の福山進出に伴い需要を見込み、1964年にこの地で鉄工業として創業しました。60年近く多くの分野の産業を陰で支え続けています。

■何をやっているのか?

工場での製造やモノづくりにも色々ありますが、一般的には「機械加工」と呼ばれている分野の仕事です。
部品を機械にセットし、刃物(ドリル)で「削る」「磨く」「穴を開ける」などの加工を行います。

扱う機械は昔ながらの旧式タイプと、最新式のニュータイプがあります。「汎用機」と「NC」で大きく2つの部署に分かれています。

汎用機(はんようき)は、昔ながらの手で機械を操作するタイプの旧式の機械。レトロな昭和感がかなり強めのマシーン。手作業や人の感覚による微調整が多い傾向があります。

NC旋盤やマシニングは、プログラムされたとおりに自動で動く最新式の機械。ドリルの刃物が自動的に回転したり、ロボットのような動きで決められた順に動きます。

ここで加工された部品が最終製品ではありません。今の段階で最終的にどんなものに使われるのかイメージしにくものがほとんどですが、スケールの大きな完成品になるものばかりです。納入先は大きく分けて「造船」「建築」「産業機械」「工作機械」の4つの分野があります。それぞれに多少の波はありますが、全体的には安定した受注が続いています。

■何に使われるのか?

国を守る巡視艇のスクリュー部品

タワーマンションを建設するクレーンの部品

漁業を裏で支える冷凍機の圧縮機部品

モノづくりを支える工作機械向け部品

■得意な仕事は?

手で持ち上げれるような軽くて小さな部品は、ごく一部しか扱っていません。ほとんどが重量がありスケールが大きなモノばかり。
他の会社が簡単に製造できない大きなモノを選んで仕事を受けてきた結果、現在のような「多品種少量生産」に辿り着いています。
同じモノを数個だけつくるといったような少量生産ですが、安定した品質や他が真似できない技術力のおかげでリピート受注が多いのも特徴的。
ホントに「多品種少量生産」とは、うちのためにあるような言葉と言っても過言ではないくらいです。

【会社の文化を知る】

◎一期一会エピソード〜「採用率100%」 

面接は全て会長(前社長)が担当しています。「来るものは拒まず」。興味を持って当社で働いてみたいと門をたたいてくれた人を、断る理由などありません。自分からやりたいという人に対して今まで一度も、こちらからお断りしたことはありません。まずは「やってみたい」という気持ちがあるだけで十分です。まだどんな仕事なのかもわからない中で、うちの会社で働いてみたいと思って面接に来てくれたご縁は計り知れない。いつもそう考えています。このスタンスはこれからも変わることはありません。面接の時に「こちらからすぐ決めてください」とお願いすることはもちろんありません。自分から「やってみたい!」と思えるかどうかが大切です。実際の仕事内容を見て自分がここで働く姿をメージしてみてください。最終的に選んでもらえれば「ヤル」と決めたその瞬間からもう仲間です。

◎一期一会エピソード〜「困った」という言葉に弱い〜

「困った」「助けて」と頼られると断れない。助けて欲しいという言葉にはめっぽう弱い安い会社かも知れません。以前は依頼があった仕事が、いつしか価格が安い海外に流れてしまうこともあります。コストが厳しいので理由はよくわかるのですが、その海外に出た部品で最終的に不良品が多く手直しが必要になる場面もあったりします。そんな困ったときに頼られることが多いのも私たちの会社らしさなのかも知れません。一度は他の会社に依頼して、普通なら裏切られた気持ちにもなると思いますが「来るものは拒まず」。こういった出戻りのケースでも引き受けることがよくあります。

大東機械製作所を物語るかのような文化のようなもの。昔からずっと続いている大切にしている習慣。昔からあたり前のように続けてきたことには、実は大きな意味があります。「働いてくれてありがとう」経営者や親族だけでは、会社は成り立ちません。縁あって勤めてくれている人を大切にしたい。いくら時代が変化しても、これからもこの考えは変わりません。

【給与手渡し】
先代の社長である会長から、全員へ手渡しするのが給料日の決まりごと。「手渡し」+「感謝の言葉」。ただ渡すだけではなく「働いてくれてありがとう」という感謝の気持ちを一言伝えるのがずっと続いている文化です。手間や経理的なお金の処理のことだけ考えると、どう考えても振込みにしたほうが効率的なのは言うまでもないけど、それでも今も尚手渡しを続けている意味は、きちんと顔を見てお礼を伝えたいという「社員ひとり一人を大切に想う気持ち」があるからなのです。

【残業パン】
残業する人には残業前にパンと牛乳が配られるという風習。この文化も長年あたり前のように続いています。近くにコンビニがあるから、自分で買いに行くこともできる。でも、そんなことはさせない文化が根付いています。「残業してくれてありがとう。お疲れさま。」という気持ちが込められたパンと牛乳。「事務所に置いてあるから勝手に好きなのを取ってね」というスタンスではなく、一人ひとりに手渡しで配られる。「この人は牛乳が駄目じゃからお茶にせんと」など好き嫌いまで把握して、気持ち良く残業してもらえるような配慮も。社員の人たちは長年続くこの文化をあたり前と思っているかも知れないけど、こういった小さな想いを私たちの会社は大事にしてきました。デジタル化が進む中でも私たちの会社ならではの文化や、アナログ的な良さは残していきたいと考えています。

■数字で知る大東機械製作所

■働いている人を知る

石田さん、34歳、入社6年目
前職は鋳物屋さんで7年勤務、IT関連の仕事を目指して転職を決意し専門学校へ通ったが、思考錯誤した結果、やはり製造業へ戻る道を決意。「鋳物屋では素材を作っていたけど、その先の工程にも興味があったので」自分が以前やっていた仕事の次の工程というのも興味があった理由でした。面接では社長(現会長)に「やりたいと思うんだったら来て」と言ってもらい、自分が希望した意志を尊重してもらえたことを今でも良く覚えています。
入社して約3ヶ月くらいの間、しばらくは先輩の仕事を見ているだけでしたね。最初からすぐに自分一人でできるような簡単な仕事ではありませんから、見て学ぶことしかできませんでしたけど、自分から色々と質問をして教わりました。その後少しずつ機械の動かし方や測定方法を教えてもらいました。

担当している仕事は、汎用機で決められた寸法の精度を出すことです。100分の1の世界、極めるとはまさにこのことかもしれません。目で見て感覚を頼りに絶妙な判断をする仕事。多少の誤差は許容範囲とされますが、作るモノごとに指定された公差(こうさ)というのが決まっています。毎回緊張とプレッシャーを感じますが、公差が厳しい時には特に「全集中」で挑んでいますね。予定どおりに段取りよく仕事が進んだ時は「今日は調子がいいな!」とテンションが少し上がります。

■今後の目標
まだまだなので、もっと寸法とかをシビアに(正確に)出せるようになりたいですね。機械のクセをもっと知ることはもちろんですが、それ以上に自分のクセをしっかり知ることも大切だと思っています。いつも近くで教わることが多い橋本さんみたいに色々な機械を扱えるように、早く近づくことが目標ですかね。次は、私が尊敬している橋本さんに登場してもらいましょう(笑)

最初に「石田さんが、橋本さんみたいになりたいって言われてましたよ」とお伝えすると、少し照れ気味で「彼はほんとに良く頑張るんですよ」と教えてくれました。 橋本さん、入社17年目、56歳。前職は設計やエアコン工事などまったく機械加工とは別の畑から転職してきましたが、設計の経験があったので図面はすんなりと理解することができました。最初は平面を削ったり穴を開けるなど簡単な仕事から任せてもらい、ある程度その機械を覚えたら次の機械へと使える機械を増やしてきました。

ある程度慣れてきた頃、汎用とNCのどちらの仕事が向いているかを考えた時に、自分は手作業が多い汎用のほうがやりがいを感じれるなと思ったので、汎用の部署でやりたいと会社に伝え今に至っています。私はやったことがない新しい仕事や難しい仕事に向き合えるときがモチベーションは上がります。この仕事で注意しないといけないことは、慣れてきた頃に気の緩みでミスをしてしまうというとことでしょうかね。

やりたいことは何でも挑戦させてもらえるから、どんどん新しい仕事にも取り組めるのがこの会社の良いところだと思います。社員ひとり一人の希望や自主性を重んじる社風と言えるでしょう。年齢の壁も無く風通しが良いことも働きやすさに繋がっていますね。

■今後の目標
効率や生産性をもっと高めて時間短縮に繋げたいです。もちろん、ただ時間を急ぐだけでなく同時に不良品を出さないようにも心掛けていきたいと思います。

募集要項